Cat walk

レコルトライブラリーのこと



名古屋造形大学・視覚表現領域 木村ゼミでは、本づくりを通して、
表現の追求とデザインの役割について学びます。

3年生の前期には、本の企画を立てるにあたりデザインビジョンを明確にし、
全体のストーリー構築やイラストレーション・写真といった視覚化の技術に加え、
編集方法や装丁デザインについても学びます。
仕上げには、自分の世界観を表現した手製本を制作します。

また、今は存在しない小牧キャンパスをモデルにした架空の図書館
“レコルト・ライブラリー” を設け、学生作品をデジタル化して所蔵しています。
Webサイトを公開し、いつでもどこでも「レコルト・ブック」を
ご覧いただけるようにしました。


ロゴマークができるまで

レコルト・ライブラリーの “récolte”は、フランス語で「収穫」「収集」を意味します。
学びの基礎を丁寧に築くことは、収穫のための土づくりと同じです。
やがて作物が育ち実を結ぶまでには、天候不順や病害虫の発生など、
さまざまな困難に直面することもあります。

そんな時こそ、アトリエの仲間と切磋琢磨しながら共に成長し、
諦めず一歩一歩前に進むことができます。
困難を乗り越えた先には、必ず大きな収穫の時が訪れるでしょう。

自然豊かな造形の杜(小牧キャンパス)を散策すると、四季の移ろいを身近に感じられました。
色とりどりの落ち葉や小さなドングリを手に、
鳥のさえずりを聴きながら丘の上で制作に取り組んできた学生たち。
仲間との出会いや学びの記憶をかたちにするために、
レコルト・ライブラリーのロゴマークデザインが生まれました。
レコルト-ロゴ"
ゼミ生のアイデアスケッチの中から一案に絞り、ブラッシュアップを重ねていきました。
森の中の空想図書館を思わせるように、ドングリや葉っぱをあしらい、
鳥にはベレー帽をかぶせるなど、美大生らしい遊び心を込めて表現しました。


【イラストレーションデザインコース 木村ゼミ30期生】
安藤 史葉_植物イラストレーション
井伊 誠香_植物イラストレーション
小原 和也_植物イラストレーション
後藤 綾乃_植物イラストレーション
丹羽 なつみ_植物イラストレーション
安田 圭輝_植物イラストレーション
石川 紫音_ロゴマーク 原案・植物イラストレーション
小倉 百恵_レコルト リーダー・植物イラストレーション
髙羽 里奈_建物デザイン・植物イラストレーション
西川 怜那_ゼミ長・植物イラストレーション
星野 沙也佳_オッツー 猫 動画デザイン・ロゴマーク・植物イラストレーション